旅と野菜と映画好き

定年を迎えるとすぐに退職し、健康寿命のある間に、やりたいと思っていたことをやり遂げてから死にたいと、長年の夢だった野菜作りと映画鑑賞・旅を満喫、趣味に没頭する日々を過ごしています

小説「国宝」について

【 映画「国宝」がついに興行収入150億円、観客動員数1,066万人を突破し、邦画実写作品として22年ぶりの100億円突破で、邦画歴代興行収入ランキングでは『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(173.5億円)に次ぐ2位を記録 】

 

6月6日の公開から110日以上経った今も勢いは止まらず、大ヒット中ですが、それに伴い吉田修一氏の小説「国宝」も9月初めに140万部突破し、芸術選奨文部科学大臣賞&中央公論文芸賞W受賞!とこちらも大人気中のようです

 

そこで小説を読んでみると、映画では表現しきれなかった内容が多く・深く、感動しました!

例えば映画では触れられなかった、喜久雄と京都の芸妓市駒との間に出来た娘の綾乃の事や、歌舞伎の演目の概略の紹介なども書かれており、より深い内容で十分読みごたえがあります

「楽聖ショパン」見てきました

史実はともかくショパンの人生を簡略に綴った映画で、流れるショパンの名曲が素晴らしいので、2時間近い映画ですが十分に楽しめました

こんな映画がアメリカで、1945年に作られていたことに驚きです

 

映画は兵庫県映画センターの主催で、兵庫県立美術館1Fのミュージアムホールで行われ、800円で見る事が出来ました

会場は、段差が高いのでとても観やすく、驚きました

野菜本に新たな発見!

「なぜ?がわかると、よく育つ 畑と野菜づくりのしくみとコツ」川城 英夫 監修

 

野菜作りに関する本は、何冊か読んでいましたが、今回読んだこの本には、参考になる点が多くあり、驚きです!

最初から野菜作り教室で学び、10年以上野菜作りの経験があり、自分でも結構うまく育てられていると思っていたのに、新しい発見が幾つかありました

 

例えば、今年もナスが大豊作で、秋ナス仕立にする必要もなく、穫れ続けていたら、ナスの重みで木が倒れ、起こしてもまた倒れ難儀していたのですが、ナスには学校で習った支柱の立て方とは違う、方法があるようで、来年はそうしようと思いました!

50%オフの市民クルーズ!

広報KOBE10月号に「市民割引で、優雅な船旅へ」とあるのを、妻がお得だというので調べたら、阪急交通社では、2人目は半額なのに対して、神戸市民は二人共半額で、とてもお得にバイキング・エデン号で、7泊8日の神戸から釜山・九州を周遊できるとの事!

確かに私の好きな酒が飲み放題で、しかもベランダのある部屋! これは申し込む価値があるカナと思い、今日検討しました!

 

12月は特に用事もなく、空いている!

これは行けるカモ?

ただ野菜作りをしている西区の天候を調べる為に、明石の気温等を記録しているのですが、12月のこの季節は風が10m以上の事が多く、残念ながら断念しました

 

クルーズを楽しむために重要なのは、何と言っても天気です!

風が無く、晴れていることが重要です!

 

おまけに瀬戸内海を航行するのではなく、太平洋に出る航路なので、余計に断念しました

外洋へ出た途端に海は荒れるので、船酔いを心配するのが嫌です

 

そんな中では、無料と言っても大好きなワインを楽しめません

 

他にも、このクルーズは寄港地での滞在時間が少なく、これではその土地を楽しむのは?

ゆっくり、その街の夜の雰囲気も楽しみたいので、一寸残念に思っていたので、諦めも早いです

「遠い山なみの光」見てきました

全てにおいて事実を明らかにせず、観客の想像に委ね推理させる映画

 

ピアノや英語も習っていた良家の子女だった主人公が、愚かな軍部や政治家が始めた戦争によって、身籠っていた時に長崎に落とされた原爆で被爆し、家族・家すべてを失い、夫は戦死し、戦後を生きる為に外人に身を売り、子育てしていた

その後イギリスが好きだった彼女は、イギリス人のオンリーとなり結婚を望むも、子連れ婚に男の親の反対があり、ようやく結婚しイギリスに渡り、夫との間にも娘を授かり幸せに暮らしていた、そんな彼女自身が話した回想録

 

映画の中で一寸安心したのが、ある母親が乳飲み子を川に沈めて殺したという暗示部があるので、娘の大好きだった猫を夫がイギリスには連れてゆくなと言われ、娘が離そうとしないので、主人公が川に沈めて殺そうとしたシーンが、実は殺さずに一緒に連れて行っていたという事を、後でこれもハッキリとは示さず、判る人には判るように描き、全てに謎めいた設定の映画でした

 

原作者のイシグロ氏の母親も、10代後半で長崎で被爆しており、戦争の不条理を元教師の姿に重ねた反戦映画で、原作を読んだ人の意見が聞きたい、原作を読んでみたくなる映画でした

 

「涙溢れる感動のヒューマンミステリー」とチラシにありましたが、涙は出ませんでした!

「フロントライン」見てきました

DMATの方々には、感謝!

 

特に見たい映画ではなかったのですが、クルーズ船での初武漢ウイルス感染症発症時の対応に、興味があったので見ました

兎に角 緊張感のある映画でした 役者が良いのか?、脚本が良いのか?

 

松坂桃李演じる厚生労働省の役人・立松信貴が、良く脚本され過ぎていると思ったのは私だけでしょうか?

そんな中で、批判はあれども兎に角活動頂いたDMATの方々には、感謝です!

「木の上の軍隊」見てきました

日本軍が玉砕した島の映画

 

那覇港から与論島へ行く途中に眺めた伊江島は、島の中央にある城山以外は平らで、とても優美で印象的な島でした

この映画は、この島を舞台に米軍との戦闘で、城山のガジュマルの木の上で、生き残った軍人二人の実話ですが、山田裕貴演じる安慶名は、この島で現地召集され、他にも住民は徴用・勤労奉仕・防衛隊・義勇隊という名で戦闘参加を強いられ、沖縄戦同様に多大な民間人犠牲者が出た島でした

堤真一演じる職業軍人の山下少尉の、戦闘で殺した数の自慢や、精神論による女子の竹槍訓練等、見ていて笑ってしまうバカげた軍人の象徴的行動で、映画でも民間人を守らない軍人の姿勢が一部出ていましたが、身勝手な軍人の代表の山下少尉が米兵の小便を浴びる姿は、井上ひさし氏のせめてもの反戦の表現だと思いました

 

1944年5月からバカな日本陸軍幹部によって、平ゆえに米軍に対抗する飛行場建設を、島の住民や沖縄等から民間人を使って伊江島で始められ、

6月マリアナ沖海戦で制海・制空権を失うと、その後完成間近の飛行場を破壊し、

10月10日には、この飛行場を米軍に爆撃され、同時に住民の避難手段の船も破壊され、以後

1945年1月22日・3月1日・3月23日にも空襲を受け、

3月28日には艦砲射撃と爆撃の両面攻撃を受け、

4月16日に米軍は上陸し、対抗して戦う日本軍は戦力が無く、夜闇に乗じて箱型爆雷を背負い敵陣地へ侵入し、爆雷もろとも体当たりする陸上特攻を仕掛けるしかなく、

4月21日に日本軍が玉砕した島だと知りました